クイーンの面白さ その2

クイーンはなぜメンバーの交代もなくバンドを維持できたのでしょうか。

(1981年発刊フレディー自伝の単行本より)

答えから言いますと、ひとえにフレディーマーキュリーの才能のすごさにメンバーが引っ張られてきたと言えます。音楽面においては作曲・編曲、全員の音のコーディネイトなど。ブライアンがフレディーと出会った時にフレディーが書いた楽譜を見て身震いがしたとブライアン本人が言っています。ファーストアルバムではスマイル時代にブライアンが書いた曲(doing all right)をFがアレンジして再登場させていますが、確かにアレンジ後の方がはるかに素晴らしいものに仕上がっています。俯瞰から物事を見ることが出来る人なのではないでしょうか。フレディーの完全主義も有名です。great king ratでは翌日には完成した音源をプレス工場に持ち込むというタイミングでフレディーが「どうしてもドラムのタムの音質が曲と合っていない」と言い出し、レコーディング室のソファーを叩いて急遽音を入れ直したそうです。ロジャーとフレディーは度々ぶつかっていたそうです。クイーンというバンド名もフレディーが殆ど強引に決定したようでロジャーはオカマぽいと嫌がったそうです(イギリスでは男がQUEENを用いるとオカマと思われていたそうです)その度に説得させられていたようです。的確に的を得ていたフレディーには具の根も出なかったのかな。


Queen - Great King Rat (Official Lyric Video)