最近鬱かな?と感じる事があります。

最近寝床の中で昔のことを(故郷の色々)思い出す事があります。若い時はなかったのに鬱ですかね(笑)。

いつもだいたい同じシーンで、後ろは森で前は川が流れる木造の校舎、小学校3〜5年の夏、終業式の日、手には上履きとか夏やみの宿題とか持っている。校庭に全校生徒が並ぶ中、校長先生が話をしている。梅雨もあけて炎天下に立っているからいつも1〜2人日射病で倒れる。「ではみなさん9月1日にまた会いましょう」の最後の言葉が終わるか、どうかのあたりで校門に向かって全員走り出す。そして僕も同じで待ちに待った夏休みが始まった開放感と1ケ月間勉強から解放される喜びで、気が狂ったようになっている。そんな風景が、それも結構細部まで思い出せる。太陽光線の眩しさ、川の流れる音、セミ、友達の嬉しそうな声。その思い出に入り込んでいくときまって脳がグルグル回りだして吐き気がしてくる。激しい寂しさや虚しさに襲われるので思い出を追いかけるのをやめて、眠りにつくようにする。そうしないと翌日仕事に行けなくなりそうで。

こんな風に昔を振りかり懐かしむのは男だけって言いますが、ほんとそう思います。年に1回は故郷に帰っているのですが、いまは小学校の校舎も取り壊して校庭しかありません。川については上流にダムが出来たお陰で子供の頃見た川の流れは消えてしまい魚もいなくなりました。近所にあった雑貨屋さんのおばちゃんも死んでしまった。時がブルドーザーの勢いであらゆる物を変えてゆく、あぁ寂しい、、、。赤とんぼの歌じゃないけど、あれは幻だったのかと思ってしまいます。やっぱり鬱だな。