Too Much Love Will Kill You-2
そんなわけで突然高嶺の花に思えてきて、「そりゃそうだよ、釣り合わないよ。何勘違いしてんだよ、僕は。」と自分に言い聞かせましたね、、、。
食堂に入っていつものように同じ友達と席を並べてご飯を食べるのですが、ご飯が喉を通りません。気になっているのです。やはり意識しているのです、どこに座っているのか、ご飯をかき込むふりをしながらチラチラ遠くの席を目だけ動かして探すのです。すぐに見つけました、向うむきに座ってましたが背中でわかりました。ものすごい観察力です。その背中をじ〜っと見つめてましたね。いつまでも。
日をおうごとに頭の中にバカな考えが浮かんでは消えするのです。
「ダメ元で告白するか」
「やめたほうがいい、恥かくだけ」
こんな感じです。これが数日続くのです。
で、結局友達の力を借りました。情けないよね〜。
まあ、これで踏ん切れると、伝言を頼んだ友達が戻ってくるのを放課後の教室で1人待ってたのです。
そこへ戻ってきた友達からの言葉に耳を疑いました。今でも鮮明に覚えています。
友達いわく、その子も井上が気になっていたらしいと、、。
まず、思わず「ええええええええ〜」って。声が出ました。
この時の感情といったらそりゃもうものすごいものがありました。一生分の嬉しい出来事が一度に来た感じですかね。
つづく